肩こりを起こす不良姿勢
頸部の力学的特徴
肩こりは、後頸部から肩甲部にかけての筋のこわばりや不快感、違和感、鈍痛をいう。
頸部は、体重の約13%の重さがある頸部を、環椎後頭関節の狭い支持面で保持している。
頸椎は椎骨の中で最も小さいが、その可能性は大きい。この支持性と可能性という機能を両立するため、
頸椎周囲の軟部組織に大きな力学的負担がかかりやすい。頸椎上の頭部は、
第一のテコ(バランスのテコ)により保持されている。しかし、頭部が前方に出るような不良姿勢になると、
このバランスが崩れる。この姿勢での頸椎の状態は、下部頸椎が屈曲するのに対して、
上部頸椎は視線が下がらないように、代償的に伸展する。
これにより、正常な頸椎前弯というアライメントが崩れ、頸椎の伸筋群には過剰な収縮力が要求され、
過緊張状態が誘発される。
肩甲胸郭関節の力学的特徴
座位や立位では、体重の約10%の上肢の重量が肩甲骨と鎖骨にかかる。
このため、これを保持している僧帽筋上部線椎や肩甲挙筋には、牽引力として持続的な力学的負担が生じている。
頭部が前方に出た不良姿勢では、肩甲骨のアライメントも不良になるといわれ、
肩甲上腕リズムにも影響を与え、僧帽筋上部線椎や肩甲挙筋にも負担を強いる。
日常生活や仕事による同一姿勢の保持や不良姿勢は、頸部伸筋群や僧帽筋上部線椎を過緊張させ、
筋肉の血流を阻害し、容易に筋を疲労させるとともに、発痛物質の蓄積を生じやすくなります!
姿勢と言うのは、常に体への影響力を持つものですので
簡単に考えず、しっかりと改善していかなければいけない事と捉えて頂きたいと思います。
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